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香典返し
故人や遺族の遺志により、香典返しをせずに、香典を社会福祉団体などに寄付したいという人も増えてきました。
香典の寄付の手続きは、東京都は善意銀行が受け付けていますし、市町村では社会福祉協議会などで受け付けています。その際、老人ホーム、養護施設、ガン研究所など、寄贈先に希望があれば申し添えます。また、香典返しをしたい人の名前と住所を寄付金に添えて出すようにすると、挨拶を兼ねた通知状を送ってくれます。
また未来をひらく人材の育成に役立ててもらいたい、という理由から教育機関に寄付する人も増えています。 いずれの場合も香典を寄付した旨を通知したほうがよいでしょう。
香典返しは必要か
香典は仏前に香の代わりにたむけたものですし、現在では付き合いの意味合いが強いので、必ずしもお返しをしなくても失礼にはあたりません。
香典返しの時期は、忌明けの挨拶状といっしょにすることが多いようです。仏式では四十九日を忌明けとし、その日までに納骨を済ませ、その報告とともに送るというのが一般的になっています。また最近は香典の金額に関係なく、一律に、葬儀当日などにお返しする場合が増えてきました。
団体から香典をいただいた場合
組合のような組織から香典をいただいた場合のお返しは必要ありません。
しかし、グループ名でいただいても、個人の名前がわかっているような場合は、個々に香典返しをするのが普通です。個々の金額がわからないときは一律に同じものを返します。しかし個々の金額が少なく香典返しが困難な場合は代表者あてに、グループ全員で使えるものか、全員で等しく分けられるものを贈ります。図書券などがよく用いられるようです。
香典返し
一般に「香典は半返し」といって、香典の半分を返すのが習わしとなっていますが、一家の大黒柱である主人が亡くなった場合は、3分の1返しでもよいとされています。
香典返しは、仏式では四十九日、あるいは三十五日の法要までに済ませるのが普通です。神式では三十日祭か五十日祭の忌明けの日とします。とはいえ最近では、葬儀式の当日に香典返しの品物を一律に弔問者に渡すところもあります。そんな場合でも「何という非常識な、マナー知らず」と憤慨せず、ビジネスマナーの基本である相手への心遣いや、地域性と諸々の事情によるものだと大きく許容するくらいでいましょう。
それはさておき、香典返しは忌明けの後に、香典の額に応じて三ランクくらいに分けてお返しをします。その品物としては、お茶、調味料、シーツ、タオルケット、毛布などが一般的です。
今ではデパートの贈答品売り場などで、予算に応じて諸々の対応をしてくれます。つまり、品物の選定をはじめ、葬儀の際の香典や供物に対するお礼、納骨や四十九日の法要を済ませたこと等を記した挨拶状の同封と品物の発送まですべてやってくれます。
また、会社の部課や同僚の連名でいただいた香典に対するお返しは、お茶やお菓子など全員に行き渡るものを選ぶといいでしょう。
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